TWBの開発ポリシー

新しいシステム開発を検討するとき、多くの企業は「どの機能を作るか」から議論を始めがちです。しかし、私たちは違います。

まず、お客様の事業モデル、業務フロー、組織構造、将来ビジョンを深く理解することから始めます。「なぜこのシステムが必要なのか」、「事業戦略の中でどのような位置づけなのか」、「将来どのように成長していきたいのか」。こうした本質的な問いに向き合うことで、表面的な要件の奥にある真の課題が見えてきます。

目の前の仕様ではなく、事業そのものを正しく理解し、その言葉を「技術」に翻訳する。TWBが目指すのは、短期的なシステム導入ではなく、事業の進化を支える土台を共に築くことです。

大規模な初期投資でリスクを取るのではなく、小さく始めて成果を確認しながら拡張していく。これが、TWBが推奨する開発アプローチです。

最小限の機能でまず効果を実感していただき、そこから段階的に機能を追加していく。この方法なら、予算・期間のリスクを最小化しながら、確実に成果を積み上げられます。また、実際に使ってみて初めて分かる改善点や新たなニーズにも、柔軟に対応できます。

「完璧なシステムを最初から作る」のではなく、「お客様と一緒に育てていく」。この姿勢が、多くのプロジェクトを成功に導いてきました。

お客様の事業は成長し、変化していきます。従業員が増え、取引先が増え、新しいサービスが生まれる。そのとき、システムが足かせになってしまっては本末転倒です。

私たちは、将来の事業拡大や要件変更に柔軟に対応できる拡張性を重視した設計を行います。「今、必要な機能」だけでなく、「将来、必要になるかもしれない変更」も視野に入れた設計を行うことで、後から大幅な作り直しが必要になるリスクを回避します。

私たちは、お客様が将来、他のベンダーに移行することも可能なよう、システムの仕様書・設計書は詳細に残し、透明な情報提供を行います。

特定のベンダーにしかメンテナンスできないブラックボックス化したシステムや、独自技術で固められた脱出不可能な構成は作りません。標準的な技術・オープンな設計により、お客様が選択の自由を維持できるよう配慮します。

技術的な情報を包み隠さず共有し、システムの内部構造も明確にドキュメント化する。この透明性が、お客様の将来の選択肢を広げます。

私たちが目指すのは、単なる受託開発ではありません。お客様のビジネスに深く寄り添い、共に成長していく「真のパートナーシップ」です。

システム導入後も、運用・改善・拡張を継続的にサポートします。そして同時に、お客様自身がシステムを理解し、自走できるよう支援していきます。必要な知識の移転、運用ノウハウの共有、技術的な判断基準の伝達。これらを通じて、お客様の自立を促します。

依存関係を作るのではなく、信頼関係を築く。お客様が「TWBに任せたい」と思っていただけるよう、誠実な対応を心がけます。そして、いつか「自分たちでできる」と思っていただける日まで、全力でサポートし続けます。

お客様の事業が成長し、新たな課題が出てくれば、それに応じたシステムの進化を提案します。プロジェクトの進捗・課題・リスクは包み隠さず共有し、透明性の高いコミュニケーションを徹底します。

長期的な関係を築くからこそ、お客様の事業を深く理解でき、より的確な提案ができる。この好循環が、TWBと多くのお客様との10年以上にわたる継続的な関係を生み出しています。